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いろんなお香のお話(寄稿)

皆さんこんにちは!おもちブログ管理人のおもちで御座います。(Twitterはこちら
いやはや。久方ぶりのブログの更新です。すっかりとお留守にしてしまいました。今回はお香についての寄稿を私のフォロワーさんにお願いしました。とっても沢山のレビューです!

さて!今回のブログは私の友人である「JiggyICE@FF14民AC6&CP2077DLC待機中」さんにお香のレビューをお願いさせていただきました。
快くお引き受けいただき有難うございました!JiggyICEさんの香りのレビューは「ウンウンそうだよね!」と私も頷くことが多いのです。
とても丁寧にレビューされている印象です。

おもち
おもち

さぁ、それではjiggyさんのレビューです。
(私のおすすめのお香もこちらで紹介しています!チェックしてみてね!)

jiggyさん
jiggyさん

なぜ、もっと早くにこの世界に足を踏み込まなかったのか。 今回レビューするにあたって筆者が感じた最初の感想である。 筆者は幼少期に匂い玉や香り袋集めから始まり、今やニッチフレグランス集めと香水のオーダーメイドまで手をだしてしまった、ただの香りオタクだ。 しかし、なぜか「線香」は手をだしたことがなかった。今となってはもはや後悔しかない。 そんな筆者に新たな香りの機会を与えてくれたおもち氏にはこの場を借りて感謝したいと思う。 早速ではあるが、それぞれ体験した素敵な線香の記憶をここに述べようと思う。

jiggyさん
jiggyさん

【銘香伽羅】 (精華堂)

そのまま嗅ぐとわずかにシナモンやクローヴが混ざったような甘くて、わずかに塩味を感じる奥行きのある香りが漂う。 更に焚いてみると、伽羅や麝香により、炙られた樹皮のような柔らかい木の香りと、夏向けのメンズ香水にも通じるような甘い香りが見事に調和していることに気づく。 その煙の中に特別な魅力が溶け込んでおり、伽羅の甘さと漢薬のスパイシーさが絶妙な調和を生み出していると思う。 まるで霧の中で何かを追い求めているかのような神秘的な雰囲気を漂わせる絶妙な逸品だ。

銘香伽羅は調合系のお香の中で、私一番のお気に入りです。伽羅や沈香の持つ独特の塩味が出ていると思います。
それだけでなく漢薬との絶妙な組み合わせで香りの奥深さを感じます。私も大好きなお香のひとつです。

おもち
おもち
jiggyさん
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【堀川】(松栄堂)

そのまま嗅ぐとミルキーかつシナモンを含んだかのような香りとウッディさで、香水「TAMDAO」が好きな人に愛されそうな雰囲気である。 焚いてすぐに、甘さは控えめながら温もりのある白檀薫が広がる。 優雅な雰囲気を持つ白檀の香りであり、同時に心がほっと落ち着いてくる感じがある。 気取りたい日に、着流しや浴衣をまとうとき、香水じゃなくてこの煙を身にまとうのも、また一興かもしれない。

堀川のお香は京都の高級な旅館の香りというイメージです。実際、旅館で使用されていると聞きました。
万人に愛されるとても良い香りです。まず、お香を買うなら「堀川」だと思います。

おもち
おもち
jiggyさん
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【清閑】(玉初堂)

不思議だが個人的には火をつける前のこの線香に月桃の葉のような甘みを感じた。 首をかしげつついざ焚いてみると、なんとも静かで優雅な香りだろうか。 甘さは控えめなものの、ふとした瞬間に意識を引き寄せるような爽やかな薫りを感じる。 まるで春風がそっと吹くと、遠くから異なる花々の香りが運ばれてきて、気がつくとその香りに引き込まれるような感覚。 沈香は古代の貴族たちも愛用していたと言われているが、政務に煩わされた心を沈香で癒していたのだと思うと、それはまた一段とロマンチックな気がする。

清閑はその名前のとおり、とても静かで清らかな香水です。燃焼しているのに、どこか瑞々しさを感じるお香です。冬の朝のような澄んだ香りを感じます。

おもち
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jiggyさん
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【黒伽羅】(香源オリジナル)

火をつける前に嗅ぐと少しの甘さとウッディさとクローヴの香りがする。少し出汁のきいたスープのようにも感じる。 いざ着火し、この線香に感じた第一印象は圧倒的なまでの清潔感、そして上品さだった。 よく風呂上がりの香りはよい香りと表現されるが、この香は煙の中からその薫りが甘く漂ってくる。 その上で「味」にも似た調和した複雑な薫りが優雅に舞うのである。 高級感というありきたりな表現を使うのは憚れるが、これにはまさにその言葉が似合うのではないだろうか。

この黒伽羅は沈香や伽羅の香りが好きな人に試して頂きたいお香です。伽羅にも様々な種類があり、黒の伽羅は手に入りにくくなってきました。調合のお香ではあるのですが、このお値段で黒伽羅のお香を試せるのは非常にリーズナブルなのでは?と思っています。

おもち
おもち
jiggyさん
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【伽羅延寿】 (誠寿堂)

まず絶賛したいのが立ち昇る不思議な清涼感! この線香は体調や日によって薫り方が変わる不思議さがあり、時に奥行きを感じさせる苦味や辛味がわずかに見え隠れする。 そして沈香では見え隠れすることの多い甘い芳香が高い頻度で顔を見せてくれるのはとても嬉しい。 そのうえでほのかにスイカの汁のように甘い香りにも感じるムスクの清潔感のある薫り。 女性的で果物のような甘く、優しくも優雅さを帯びた薫りはスッキリしていていつまでも嗅いでいたいと感じさせる。 また残香も良く、古い木を乾燥させたような、とても安らかなウッディな薫りが部屋を満たしている。 日常と切り離された心の静けさを取り戻したい時にこの線香をまた使いたい。

最高級伽羅の配合を可能な限り高めた至高のお香です。伽羅の配合量が6割という日本一の配合量です。
私は香木の伽羅を持っていますが。遜色ない香りです。どこかで御縁があれば試して頂きたいお香です。
自分の持っている香りの領域が広がります!

おもち
おもち
jiggyさん
jiggyさん

以上となるが、少しでも雰囲気が伝われば幸いである。 今回体験して感じたのは、線香は我々日本人の心に深く根ざしているのかもしれないという思いだ。 勿論良質なこれらの線香ならではの快さはあるが、それだけではなくどれもが懐かしさや、安らぎを得られた。 ただいい匂いなだけではこのような感覚を得られなかったのではないかと考えている。 香水やアロマでは得られなかった体験だからだ。 様々な疲れを得る現代、きっとこのような線香は自分の時間を取り戻すのに良き相棒になりえるかもしれない。 筆者はこれを機にまだ見ぬ線香との出会いを期待して新たな香り巡りを行おうと思う。

Jiggyさん、ご多忙中にもかかわらずレビューをご快諾いただき有難うございました。
ブログの読者の皆さんにも是非お香を試していただきたいなと思っています!
きっと香りの幅は広がります!

では、また次回ブログでお会いしましょう~

おもち
おもち

-Fragrance, Incense