広告

diptyque-Orphéon(ディップティック/オルフェオン)レビュー

皆さん、こんにちは!おもちブログ管理人のおもちで御座います!Twitterはこちら
香水を語るならばディップティックは外せないですね。今回はオルフェオンという名前の香水です。
このオルフェオンですがBARをオマージュした香りと言われています。はたしてどのような香りなのでしょうか?

BARオルフェオンとは

こちらは公式HPからの引用です。BARをイメージしているとのことで、煙草や酒の香りのイメージがありました。
実際は、かなり真逆な印象です。正直なところ、女性的な香りがするのです・・・

さて、下記に登場しているジュニパーベリーは西洋ネズと呼ばれる針葉樹の実でお酒のジンの材料となるものです。
ジンは甘み、苦味、酸味、辛味もありますが基本的にはさっぱりとした風味です。

オルフェオンにも、このさっぱり感は微かですが存在しています。

ディプティックパリ本店の隣に位置したバーOrphéon(オルフェオン)は、三人の創業者たちがよく集まった、陽気な熱気に満ちた場所でした。フレグランスOrphéon(オルフェオン)は、この時代と創造的な友情にオマージュを捧げます。

1960年代初め、パリのサン・ジェルマン地区は、夜のジャズクラブから流れ出すリズムや芸術家たちの出逢いによる活気であふれていました。人々はエレガントかつ湧き立つような熱気を帯びたムードの中、世界について語り合ったり、ダンスをしたり、笑い溢れる楽しいひと時を過ごしていました。

タバコからくゆる煙の渦巻きとおしろいのパウダリーな残り香が混ざり合い、店内の古色を帯びた木製品に留まります。ミドルノートのあたたかみのあるトンカビーンズ、シダーの深み、そしてジュニパーベリーの生き生きとした香りが、忘れられない場所の雰囲気を想起させます。

引用:ディップティック様公式HPより

公式でもこのように案内がされていますが、おしろいのパウダリーとあります。
このパウダリーさが、酒の香りと混じり合い、ちょっと遊び心のある女性のような香りとなっているように思います。

オルフェオンは、1960年代のパリを象徴するこの場所の雰囲気へと誘います。年代を感じさせる風合いを帯びた心地よいウッド、空気に漂う酒の香り、芸術家やそのミューズたちのおしろいのムスキーな残り香…これらすべては、この輝くフローラル ウッディノートの中に存在します。
温かいトンカビーンズ、深みのあるシダー、豊かなジャスミン、力強いジュニパーベリー。すべてが混ざり合う、魔法の香り。

引用:ディップティック様公式HPより

オルフェオンの香り

さて、上でも少し述べさせていただきましたが、オルフェオンの香りとはどんなものか実際に肌載せして確かめてみます。

トップから感じるのは、THE酒。ジュニパーベリーのジンの香りとジャスミン。そしてシダー。メインはパウダリー。
ウッディさもあり、これでBAR内のタバコの香りや木製のバーカウンターの雰囲気を表現しているように思います。が、ウッディさは細め。

トップにはジンやシダーのさっぱりした感もあるのですが、30分ほどで消えて、ミドルノートへと以降します。
ミドルからはパウダリーが全面に出てきます。BARというと男性が纏うような香りとイメージしてしまうのですが、かなり女性的な香りに感じます。化粧をした女性がBARで飲んでいる情景が浮かびます。

でもね?

夜の世界観もそうなのですが、清潔感も感じるんです。
マルジェラのレイジーサンデーモーニングのような清潔感ですね。
レイジーサンデーモーニングがリネン(清潔な布)とのことですが、こちらのオルフェオンは化粧台でメイクをした身だしなみとしての清潔感を感じます。

シダーとトンカビーンズが哀愁のようなアクセントをもたらしています。これがないと、ただのパウダリー香水になっていたと思います。
これがあるから、ただのパウダリー香水ではなく、BARで飲んでいる情景が浮かぶように思います。
このあたりは流石、ディップティックですね。

オルフェオンを使うシーンとTPO

季節:春夏秋冬と季節を問わず、よく香る。真冬はもうちょっと甘いのが欲しくなるかもしれませんね。

時間帯:朝も昼も夜も、どの時間帯でもよいと思う。BARをイメージしているが、すごく夜感が強いわけではない。

場所:清潔感強めで、どのような場所にもまとえる。落ち着いた場所でまといたい香水。

拡散性:自分の周囲1mほど。強くもなく弱くもない。

持続性:6時間ほど。

お洒落な服装で、恋人とのデートに使う。そんなシーンが浮かびます。
(残念ながらBARでは香水避けたほうがいいので笑)

明るさ、暗さ、細さ、太さ

何を言っているのかと思われるかもしれませんが、香水にも明るい暗い、細い太い、高音域、中音域、低音域があるように思うんですよね。
(私だけかもしれません笑)

このオルフェオンは、やや暗く、線は細くも太くもなく普通。高音、中音、低音のバランスがとれているように思います。
このバランス感が「万人ウケ」と言われていることに繋がっていると思います。

オルフェオンは「バランス感とパウダリー、清潔感の香水」ですね!
ここまで一般にも認知されているディップティックの香水を是非、試してみてほしいです。

-Fragrance, perfume