こんにちは!管理人おもちです!今回ご紹介させて頂くのは革靴の鏡面磨きです!
街中で異様に輝いている革靴を見たことはないでしょうか?
あれが革靴の鏡面磨きです。
「できる男は靴を磨く」といった嘘か真かわかりませんが、そのようなフレーズも御座います。
汚れた靴よりも輝く靴をはいた方が清潔感もありますよね。
管理人おもちは、西の雄と言われる有名店舗の方と靴磨きを行ったことがあります。
(コロナ前は講習会を行っていたんですよ!)
靴磨きフリークの皆様なら店舗わかるのではないでしょうか?
靴磨きをすることによって生まれる効果
・靴磨き好きの人とつながることができる。
・清潔感を演出できる。
・趣味として楽しい!
SNSでも靴磨きは活発に行われていて、コロナ禍以前ですと、靴磨き選手権なる競技も行われておりました。
(管理人おもちも出場したかったのですが、コロナの影響もあり、選手権自体が行われなくなってしまいました。残念です。)
靴磨きでいかに綺麗に鏡面磨きをするかに情熱を注いでいる人も多く、1,000円札や10,000円札のマイクロ文字を鏡面に映しこむ人もいました。
靴磨きの道具以外にも金属磨き用やプラモデル用の番手の高い目の細かいポリッシュで靴を磨いている人もいらっしゃいます。
いかに革靴の鏡面を綺麗に美しく早く仕上げるのにしのぎを削っていた時代があったのです。(今もでしょうか?)
こちらは東の雄の長谷川さんの本ですね。
靴磨き世界チャンピオンの世界観が知れる本ですよ。
鏡面磨きの秘密について
革靴の究極の磨きが鏡面磨きだと思うのですが・・・
実はこの鏡面磨き、誤解を恐れずに言うと、誰でも簡単にできる方法があるんです!
今回、その方法と目から鱗の技術を皆様にお伝えできたらと思います。
またTwitterでは靴磨きに関する質問も受け付けておりますので、お気軽にリプをして頂けたらと思います。
必要な道具は・・・
鏡面磨きに興味があり、このブログをご覧になっている方には改めて説明は必要ないのかもしれませんが・・・
ワックス、ブラシ、ネル布は道具として絶対に必要です。
その他に、水分補給用のクリーム、油分補給用のクリーム、水分油分補給用のクリームはあったほうがいいと思います。
実は水分補給なのですが、水分主体の『クリーナー』でしたらクリーナーで水分補給が可能です。
水分補給のクリームをそこまで念入りに塗布しなくともクリーナーで補うことが可能です。
勿論、見極めも必要ですし、クリーナー後に革の表面を整える為に多少のクリームの塗布は必要です。
しっかりクリーナーで汚れを落とすことが革への水分補給にもなります。
ワックスとそのクリームの相性、本当に大丈夫?
これだけは本当に強く伝えたいです。
鏡面磨き用のワックスと相性の悪い靴磨き用のクリームは存在します!
管理人のおもちも、相性の悪いクリームを使うと鏡面磨きができません。
もし、私が使うとしたら以下のクリームをお勧めします。
M.MOWBRAYのリッチデリケートクリームです。水分補給メインのクリームです。革への浸透は驚異的な速さです。
ブートブラックのコレクションズシリーズのクリームです。黒はおすすめです。コックリしたクリームで塗布はそこまでしやすくはないのですが、保革効果と光沢感は素晴らしいですね。知る人ぞ知るクリームです。茶系のクリームは少し色味が赤っぽく、使い手や革靴を選びます。
サフィールノワールの油性クリームです。定番中の定番で、このクリームを塗布した後に山羊毛でブラッシングをすると官能的な光り方をします。油性クリームでも特におすすめです。
コロンブスのシルバーラインのデリケートクリームです。おそらくロウの配合率が高く、ビカッとした輝きになります。鏡面磨きの邪魔もしませんし保革効果もあると思います。お値段も安く手に入りやすいクリームです。
M.MOWBRAYのシュージャーです。こちらの良いところは乳化性クリームであること、染料のクリームであること、塗布しやすい粘度のクリームであることです。原点に戻り、こちらのクリームの良さを再確認しました。
いずれも鏡面磨きの邪魔をせず、綺麗に仕上がる、おすすめのクリームです。
是非、お試し頂きたいクリームですね。
憧れの靴磨き職人は何回ワックスを塗布しているかを調べるべし!
憧れの靴磨き職人の動画がyoutubeにもアップされているかと思います。
ワックスの塗布回数を数えたことはありますでしょうか?
私は数えたことがあるのですが、塗布回数50回以上はされています。
私が鏡面磨きを行う場合、やはりワックスの塗布回数は50回以上になってくるかと思います。
大事なことはワックスで革の毛穴をしっかりと埋めてあげることです。
いろいろなやり方はあるかと思いますが、毛穴をなくすのがポイントです!
その道具の使い方、固定観念を打ち破るべし!
本当に靴を磨くのに一番最初に使うブラシは馬毛なのでしょうか?
私は足の短い化繊ブラシでコバの周りのゴミや埃を書き出しています。
そのあとにクリームを塗布し豚毛、馬毛、山羊毛の順にブラッシングを行います。
豚毛→布での乾拭き→馬毛→山羊毛の場合もあります。
化繊のブラシでワックスをとり、靴全体をブラッシングすることもあります。
靴磨きに正解はないので、自分の仮説を信じて綺麗になる方法をどんどん試しましょう!
化繊ブラシはひとつあると便利です。化繊だからと言って馬鹿にはできません。
化粧道具入れが靴磨き道具をしまいやすくおススメです。
ワックスについて
クリームとの相性が確認できたら次はワックスです。
私が個人的におすすめするとしたら、サフィールノワールのワックスです。
他にも良いワックスがあるかと思いますが、鏡面磨きに慣れるとしたらこちらがいいと思います。
塗布のしやすさ、指の温度で溶けて伸ばしやすいテクスチャー、鏡面の保持のし易さ、磨きやすさ、保革効果。全部揃っています。
サフィールノワールは手に入りやすく、私にとっては不満な部分がありません。
もし更に鏡面を追求するとしたら・・・
サフィールで仕上げた鏡面にkiwiのニュートラルのワックスでギラッとした光沢を付け足すのも面白いかと思います。
誰でも100%鏡面磨きができる方法
答えを書いてしますと・・・
「靴が鏡面になるまでずっとハンドポリッシュをする!」です。
①ワックスを指の腹ですくう。②靴に塗布。③指で毛穴を埋めるようにこする。
この①から③の工程を鏡面になるまでずっと続けます。
ワックスの塗布後、暫く時間を置くのも手なのですが、慣れないうちはどのくらい時間をおいていいのかも分からないと思います。
この方法なら、難しいことはなく単純にワックスをハンドポリッシュでずっと塗布していくだけです。
上記で述べたようにクリームとワックスの相性を確認して、塗布の回数は50回以上を目安にし、15分程度を目安にひたすら、ワックスをハンドポリッシュです。
クリーム、塗布回数、時間が大事なポイントです!
ハンドポリッシュで靴が鏡面になってきたら、ネル布での仕上げをするだけです。
これが誰でもできる革靴の鏡面磨きです。
そして・・・綺麗に鏡面にするコツ・・・秘伝の技は・・・
『何層にも重ねたワックスの層を一番最後に指で力強くこねて、ひとつの層にしてしまう』ことです。
これは秘伝中の秘伝です。重ねたワックスの層が何層にもあるとどうしても濁ったような輝きになってしまいます。
重ねた層をこねてひとつにすると瑞々しく力強い輝きになります。
まずは鏡面磨きをしてみた後にお試しくださいね。
最後に
靴磨きは奥がとても深いです。まだまだご紹介できていない知識や技術はたくさんあります。
靴磨き専門店の方はこのような知識は勿論、いかに早く美しくを追求されているかと思います。
ご自身で磨くだけでなく、プロの技も是非体感していただきたいと思っています。
靴磨きの奥義のようなものもまだまだありますので、こちらもブログでお伝えできたらと思います。
これからも、おもちブログを宜しくお願い致します!では、今回はこのへんで!
(今回のブログを読んで実践しても鏡面にならないという方、最終奥義です。某靴磨きの大会で禁止となったワックスがこちらです。)