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香水のヴィンテージ化と基剤についての与太話

皆様こんにちは!おもちブログ管理人のおもちで御座います。Xはこちら
最近知ったのですがXのURLが変更されるみたいですね。どんどん世の中が変わっていき、私はついていけなくなりそうです。
せめて、お洒落やトレンドについてはついていけるように頑張りたいと思います。

さて、今回のブログの内容は香水のヴィンテージ化について触れたいと思います。

すでにXで何回かポストしているのですが、香水の経年変化によるヴィンテージ化はあり得ると思っています。
ブログでも少し香水のヴィンテージ化について触れたように思うのですが、記事が見当たらず・・・

さぁ!ヴィンテージ化 について熱く語りましょう!!

香水のヴィンテージ化について(水とアルコールの会合)

Xでも香水のヴィンテージ化について語っています

※以下Xのポストの抜き出し
ブログにも書いていたかと思いますが、香水の熟成については私は肯定的なんです。フエギアのヴィンテージも熟成されているだろうなと思います。 ウイスキーでも科学的化学的に分析されていて、アルコールと水の会合があり両方の分子が長い年月をかけてクラスター化されるということ、揮発しやすい成分が抜けていくことにより、円熟味が増していきます。 香水もアルコールと香料を混ぜ合わせたものですから、同じように熟成されるということはあり得ると思います。 と、独り言です

このアルコールと水の会合なのですが、ウイスキーでいうところの12年もの、18年もの、25年ものと思っていただくとわかりやすいと思います。長熟と言われるウイスキーではアルコールの刺々しさが消え円熟味がありますよね。
実は焼酎にもこの水の組み合わせがあって、前割りという飲み方があります。飲む数日前に水と焼酎をあわせておく飲み方です。
私達は既にアルコールと水の組み合わせを実践しているのです。知ってか知らずかですけどね。

この水とアルコールの会合で香りも円やかになるのではないかと思っています。
勿論、他の要因もあると思いますが・・・

それでは続いて他の要因も見てみましょう。

香水ヴィンテージ化について(揮発する成分)

水とアルコールの会合でクラスター化されて円熟味が増すのはお酒の味としてじゃないか?と思われる方いると思います。

では、もう少し話を掘り下げてみましょう。

これもウイスキーの話なのですが、低沸点成分というものがあります。

この低沸点物質には硫黄化合物、カルボニル化合物などがあるのですが、これらは刺激臭となる物質です。
この刺激臭となる低沸点物質ですが、その成分が先に揮発することにより、刺激臭が薄くなり更に円やかさが増していく要因となります。

香水でも水とアルコールの会合、低沸点物質の蒸発がありヴィンテージ化というのはあり得ると思うのです。

私が調べる範囲ですが、柑橘系の香料は揮発しやすいとどこかの文献で読んだ気がします。
香料が飛びやすいのかもしれませんね。

香水与太ばなし

香水のヴィンテージ化はあり得る話だと私は思っているのですが・・・すべての香水が心地よい香りになるとは言えないと思うんです。

ワインの世界で言われる「オフフレーバー」のように悪い方向に変わっていくことも充分にあるように思います。

フエギアのように世界観を維持して表現できるような香りになったものをヴィンテージとして売り出すのは充分にありな気がするんですよね。
世界観をブランドが担保してくれているんですから。

オフフレーバー(英: Off-flavour)は、外部からの臭気成分の付加や、元来含まれている香気成分の化学変化やバランスの変化により、本来その食品が持つ匂いから逸脱した異臭のことである。多くの場合は健康への影響はないが、商品価値は損なわれる。

東京家政大学教授の佐藤吉朗らが設立したオフフレーバー研究会では、食品に本来含まれる成分の増減や、外部からの臭気成分の付加により生じる異臭をオフフレーバーとしている。ISOでは、外部からの臭気成分の混入によるものを「異臭」、食品に含まれる成分の劣化により生じる不快臭を「オフフレーバー」と分けて定義している。オフフレーバーが発生するタイミングには、製造時、流通時、貯蔵・販売時、そして調理時に大別できる。

食品の原料として最も重要なものの一つに、水があげられる。水源に放線菌や藍藻が繁殖する事により生じる2-メチルイソボルネオールやゲオスミンは、「土臭さ」や「カビ臭」、「墨汁臭」と表現される匂いの原因となる。

引用:wikipediaより

柑橘系の香料がとびやすいと上記で記載しましたが、ヴィンテージになれる香料やアルコールというものが存在していると思います。
(ウイスキーでも25年以上の経年に耐えられるものはとても少ない印象です。どうしても枯れてしまいます。)

あくまで肌感ですがウッディやレザーの香料はもともと持つ香りが強いのでヴィンテージ化しやすいように思います。

ベースとなる基剤の話

香水が好きでXを徘徊していると「フエギア臭」とポストされているのをみかけたことはないでしょうか?
実はアルコールは精製方法で香りが違います。(勿論味も)

麦芽で作ったアルコールなのか、とうもろこしで作ったアルコールなのかで香りも味も違っています。
ヘレティックパルファムはオーガニックサトウキビアルコールを使用していることを売りにしていますね。

ジャンクロードエレナ氏は香料がステンレス製の蒸留器で作られたか銅製かガラス製なのか香りでわかるそうです。
香水 香りの秘密と調香師の技という本にも記載がありますね。

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話がずれてしまいましたが、この香水のベースとなる基剤は各ブランドごとに違ったものを使用していると思います。
フエギアにおいては、グリーン臭がすると言われていますね。

この基剤なのですが、年代や香水によって実は粘度も違うと私は思っています。
過去に販売されたものと今現在販売されているものだと、色も香りも粘度も違うと思います。

今フエギアで発売されているものは、香水自体がキラキラとして粘度も高めで肌に残るように思うんです。
これは私だけの勘なのですが、まるでビタミンCの溶剤のような感覚ですね。

多分フエギアは狙ってこれを行っていると思います。

各社、基剤の研究がされていると思うので同じ香水であっても販売された時期によって別物であることはあり得ると思います。
香水って面白い!

最後に

香水のヴィンテージ化と基剤の与太話いかがだったでしょうか?

香水について疑問に思っていることがあるのですが・・・
「香水をつける場所」、「香水をつけたら強く擦らない」等が常識的に言われているのだけど、本当にそうなんでしょうか?

香料やその組み合わせによって、使い方は変わってくると思うので、一概にこれが正解ということは言えないと思うんですよね。

香水を知れば知るほど、知らないことが増えていくように思います笑

香水の勉強をするならこの本はオススメですよ~

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では次回ブログでお会いしましょう~

ではグッバイ!管理人おもち!

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